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笑い、滴り、装い、眠る。

第11章 SUN SHINE



智side


「翔くんてばちょっと変なんだ…」



相葉ちゃんとの浮気疑惑をかけられているとも知らずに俺は相葉ちゃんに相談を持ちかけた。



そんな翔くんはニノと話し込んでいるようだ。



俺の話かもしれない。



時おり、チラチラとこちらの様子を伺っているようだった。



俺と目が合ったら、慌てて逸らしてるし。



雅「もしかしたら、昨夜のご飯にうっかり変なもの入れちゃったとか?」


「……だから昨夜あんなしつこかったのかなぁ…。」


雅「え?」


「あっ!!なっ、何でもない!」


雅「そう?にしても……なんか変だよね?翔ちゃん。」


「でしょ?」



突然、相葉ちゃんがずい、っと身を乗り出すようにして顔を近くに寄せてきた。



とは、言っても、俺と相葉ちゃんはそういう関係じゃない。



相葉ちゃんにはちゃんと好きな人がいるみたいだし?



相葉ちゃんも、俺と翔くんが付き合ってることは知ってるし。



雅「何か翔ちゃんの顔、怖くない?いつもニコニコしてんのに、スッゴい顔で睨んでる。」



疲れてる?もしくは…



雅「たまってんじゃないのぉ♪色んな意味で?」


「……やっぱり。そうなのかなあ…」



冗談めかして冷やかしてくる相葉ちゃんの言葉に、そうやって変に納得している俺もいるワケで……。



雅「翔ちゃんと息抜きでもしてきたら?」



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