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笑い、滴り、装い、眠る。

第11章 SUN SHINE



智「はー、生き返る…」


穏やかな顔で風に吹かれてる智くんを見てたら、



あの寝言は普段相葉くんのことをそう呼んでるからたまたま寝言として出てしまっただけで深い意味はないんじゃないか、って思い始めている自分がいる。



でも……気にならないか、と言えばそうでもなくて、気づけば俺は智くんにこの胸のモヤモヤを口にしていた。



智「あ、ホント?」



うーん、と、途端にシンキングタイムに突入したか、と思ったら、



さもありなん的な答えを導きだした。



智「多分だけど、最近、相葉ちゃんと話す機会が多かったからじゃない?相葉ちゃんがネット通販で美味しそうなケーキ見つけたから取り寄せる、って言ってたし?」


「ケーキ…」


智「翔くんにも分けて上げるね?」



安心して気が抜けたら、腹の虫が大きく鳴いた。



智「何か調達してくるから待ってて?」



智くんは釣竿とクーラーボックスを手に岩場へと向かった。



「一緒に行くよ?」


智「じゃあ……久しぶりに釣りやる?」



あとは釣糸を垂れるだけの状態の釣竿を手渡した。



釣糸を垂れてものの数分で、見た目食えるのか?と疑うぐらい、色鮮やかな魚が釣れた。



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