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笑い、滴り、装い、眠る。

第11章 SUN SHINE



和也side


俺の視線は今、ある二人に釘付けになっていた。



翔「もー、ほら、智くん、付いてる。」


智「えっ!?どこどこ?」


翔「じっとしてて?とってあげる。」



互いに見つめあったまま動かない大野智の口許をティッシュで拭う翔ちゃん。



翔「はい、取れた。」


智「ありがと。」



と、人目があるに関わらず、んー?なんてチュウしてる。



誰かが入ってきたらどうすんだよ?



そんな俺の心配なんて何処吹く風な二人。



互いに寄り添い合い、翔ちゃんは新聞を広げ、大野さんはうたた寝を始めた。



まあ、ケンカしてるよりはいいけどね?



雅「良かったね?リーダーたち。」


「はい?」


雅「ケンカしてたでしょ?あの二人?」


「……そうだね?」


雅「雨降って地固まる、ってヤツだね?」



おもむろに、俺は相葉さんの額に手のひらを乗せた。



「珍しくまともなことを言うんで熱でもあんのかと思ってさ?」



怪訝そうな顔してる相葉さんにいじわるく笑ってみせた。



雅「……可愛くない。」


「別に、アンタに可愛い、って思ってもらおうなんて…」



って、最後まで言わせてもらえなかった。



だって、アイツ、俺に…


智「あっ!?翔くん、見て見て!相葉ちゃんとニノがチュウしてる!」



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