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笑い、滴り、装い、眠る。

第11章 SUN SHINE



和『いい具合に振り回されてるね?翔ちゃん。』


「まあ…ね?」



ニノからLINEが来て、しばらくLINE越しに会話してたんだけど、隣で爆睡している智くんが起きそうでないことをいいことに、電話での会話にスイッチした。


和『おや?て、ことは…』


「……ご想像にお任せします。」


和『お盛んですね?』


「そっちこそ。」


和『ええ。今日は取り分けしつこくて?今、やっと寝たとこ。』


「……いつからヤってたんだよ?」



ちょっと口が寂しくなって、すっかり温くなったお酒を口に運んだ。



和『帰ってきてからずっと。』


「……すげぇな。」


和『もう少ししたら腹へった、って起きるよ。』


「……じゃ、なくて、そんな相葉くんの相手してるニノが、だよ?」


和『俺が壊れない程度でして?ってお願いしてるから。』


「そうなんだ?」


和『翔さんも……くれぐれもあの人を壊さない程度でお願いしますね?』


「あのな…(汗)」


和『俺まだ、あの人で遊びたいから。』


「その言い回し、怒られるぞ?」


和『いいのいいの。あの人も、俺が相手してあげると嬉しいみたいだし?』


「そっか…」



隣で智くんがモゾモゾと動いて、寝ぼけまなこで俺を見た。



「じゃ…また。」


和『はい。』



携帯を耳に当てている俺を追及しようと口を開きかけた智くんを促し、バスルームに連れていった。



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