笑い、滴り、装い、眠る。
第11章 SUN SHINE
「ほら、じっとして?」
眠いを連呼する智くんをイスに座らせ髪を洗う。
その間も眠いのかフラフラと絶えず船を漕いでいた。
「じゃあ次体洗うから?」
智「ん…」
俺の体に預けるように智くんを寄りかからせ前から洗っていく。
上は何とか洗えたが、下を洗うのにちょっと手こずっていると、急に智くんがクスクス笑い始めた。
智「翔くんてばヤらし。そんなとこ洗うのになんで時間かかってんの?」
だったら自分でやれよ、って、ちょっとムカついたけど、
そう見えたんならと開き直り、すっかり萎えた智くんのモノに手を伸ばした。
智「んっ…ぁ…ちょっと…やだ…」
自分のモノを扱く俺の手に重なる智くんの手。
本気で拒絶するつもりなんてないことは分かってるからその手を捕まえ智くんのを握らせる。
智「え?」
翔「自分でやって?俺じゃあダメなんでしょ?」
智「そ…そういう意味じゃ…」
「一人で出来なさそうだったら手伝ってあげるから?」
俺の顔をチラチラ見、言われた通り自分のモノを握り直す。
上下し始めた智くんの手の動きと一緒にボディソープの泡沫も動く。
智「はぁ……あ…ぁっ…」
「どう?気持ちいい?」
だらしなく開かれた半開きのまま俺を見る智くんの唇にキスをした。