笑い、滴り、装い、眠る。
第12章 Sweet,Sweet,Lollipops(S × O)
智「あっ……しょ…く…」
あなたの首筋から香る、いつもと違う香りに掻き立てられ、興奮が止まらない。
智「やっ…ぁ……」
いつもと同じ行為なのに、気持ちが昂っているのは智くんも同じみたいで、
脇腹をなぞっただけなのに、智くんの体がびくんと跳ね上がった。
「……どうしたの?いつもより感じやすいじゃない?」
智「そっ、そんなことない、って……」
肌蹴られた裾から覗く太股に手を伸ばし内側から擦る。
すると、慌てて俺の手を擦り抜け裾を掴んだ。
隠そうとするなんて今さらだろ?と少し笑ってしまったけど、
拒否られたことにめげることなくキスで誤魔化しながらバスローブを肩から落とした。
昔と変わらない、綺麗な体。
余分なものが何一つついていない体。
こういう意味合いでなくとも綺麗という表現が相応しい体だ。
智「ちょっと……何じろじろ見てんの?」
「いつ見ても綺麗な体だなあ、って?」
智「……ばか。」
「ホントだって…。」
俺ごときが触れていいのか、って一々確認しなきゃいけないかも?ってぐらい。
……毎日触ってるけど。