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笑い、滴り、装い、眠る。

第12章 Sweet,Sweet,Lollipops(S × O)



「ごめん。ちょっとキツかった?」


智「少し……ね?」



笑顔を見せてくれた智くんに胸を撫で下ろす。



智「あの……いつまでこうしてるつもり?」



ただ繋がったままじっとしている俺に焦れたのだろう。



すぐ目の前で濡れた瞳が囁く。



智「一緒にイこ?」


「……仰せのままに。」



智くんの体を引き寄せゆっくり抜き差しする。



挿入れる時もキツかったけど、抜き差しすればするほどにナカは締まっていて、引く時が一苦労だった。



だが、俺としてはその方が嬉しい。



それだけ智くんが俺のことを想っていてくれる、って感じられるから。



智「ぁ……あ……しょ…く…」



抜き差しの速度を早めると智くんの首が力なくカクカクと揺れた。



「気持ちいい?」



返事はなかったけど、智くんはうっすら笑うと俺の胸に顔を埋めるみたいにしがみついてきた。



「ごめん。俺もう……」


智「……うん。」



いよいよ、って時に肝心なことを忘れていたことに気づく。



「あの……あれ、付けるの忘れてた。」



一瞬、キョトンとした顔になったが、



智くんはくくくっ、と声を忍ばせ笑った。



智「じゃあ、デキたら責任とってよ?」


「それはもう……喜んで。」


智「バカ」



程無くして、智くんは俺の腕の中で意識を手放した。



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