笑い、滴り、装い、眠る。
第13章 俺にかまって!!(O×S)
和「何だよ、お仕置き、って!?俺がなにした、って言うんだよ!?」
「お前さ、ご主人様にいつもあんな態度とってんのか?」
和「そんなこと、アンタに関係ないだろ?」
俺はコイツに飛びかかり、またしてもおイタを喰らわせてやった。
和「ちょっと、止めてよ!!痛い、ってば!!」
わざとらしく悲痛な声を上げるヤツに気づいた智くんが俺を抱き上げた。
智「こら、翔くん。やり過ぎだよ?」
メッ、と顔を近づけてきた智くんに叱られる。
雅「いい、って?男同士なんだしこのぐらい元気な方が…」
智「良くないよ?カズくん、痛がってたじゃない?」
互いのご主人の腕に抱かれながら、
互いに睨み合う。
雅「そろそろお暇するね?」
ヤツのご主人様は、未だスンスンと鼻を鳴らすヤツを宥めるように抱きながら帰っていった。
智「翔くん、ちょっとここ座って?」
智くんが指先をトントンとした場所にゆっくり腰を落とした。
智「どうしたの?らしくないよ?」
だって…アイツ、ご主人様をバカにするような態度とるから。
……って、言いたかったけど、俺は智くんから顔を逸らした。
智「ま…いっか。翔くんのことだから、何か理由があったんだよね?きっと。」
さすが智くん。
俺は嬉しくなって智くんの手をペロペロ舐めた。