笑い、滴り、装い、眠る。
第13章 俺にかまって!!(O×S)
智「んふふ。くすぐったいじゃん?」
ニコニコ笑いかける智くんの顔を舐め回した。
智「だから、くすぐったい、てば。」
困ったようにしながらも抱きしめてくれる智くんに俺は一生懸命大好きアピールをする。
だって、大好きだからね?
智「そろそろお散歩行こっか?」
抱っこされたままリードをつけてもらい、そのまま外へ。
しばらく歩いてると、向かいから誰かが近づいてきて智くんが足を止めた。
潤「今から大野さんの家に行こうと思って…。」
そのイケメンの友だちは手土産とばかりに俺用にといくつかおやつを買ってきてくれていた。
智「ありがとう。翔くん、よかったね?」
って、頭を撫でてくれるが、あんまり嬉しくなかった。
だってコイツ……
潤「今日、泊まってもいい?」
智「う…うん。」
「……。」
コイツ、俺の大好きな智くんと付き合ってるんだ。
その日は早々に散歩を切り上げ、イチャイチャする二人を横目に俺はお気に入りのおもちゃで一人遊びをしていた。
だが、いつの間にか寝てしまったらしく俺は犬用のベッドの中に寝かされていた。