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笑い、滴り、装い、眠る。

第13章 俺にかまって!!(O×S)



朝、目が覚めるとアイツがキッチンで朝食の準備をしていた。



そして、俺の視線に気がつくとニコニコしながら近付いてきてゲージ越しでおはようと言った。



潤「お前のご主人様、起こしてくるから待ってろよ?」



寝室から聞こえてくる智くんの眠そうな声。



程無くして、やっぱり眠そうに目を擦りながら智くんが寝室から出てきて俺の目の前にしゃがんでおはよう、と言いながらゲージの扉を開けた。



智「お待たせ。お散歩行こっか?」



リードを付けられ、いつものお散歩コースを歩き出す。



智くんはお散歩の間終始アクビを繰り返し眠い眠いとずっと呟いていた。



そんなに遅い時間に寝てるのかな?、って思ったけど、



後日、智くんのお友だちが連れてたあのカズ、ってヤツに聞いてみると、俺ら犬が発情した時にヤってることを、人間もヤってるんだ、って。



しかも、♂同士で。



人間は♂同士でも繁殖出来るからヤってるのか?って聞いたらアイツに笑われた。



お前、真面目だな?って。



いいじゃん。知らなかったんだし。



脚や体を綺麗に拭いてもらい部屋に上がると、部屋中に美味しそうな匂いが立ち込めていて、



手作りだとおぼしき俺のご飯もすでに用意されていた。



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