笑い、滴り、装い、眠る。
第13章 俺にかまって!!(O×S)
和「どうしたんすか?最近ご機嫌じゃない?」
今日はコイツのご主人が家族でメシを食べにいくとかでウチでコイツを預かっていた。
和「それに、しばらく会わないうちに太ったんじゃない?」
「太ったんじゃねぇ!!冬毛でもこもこしてるだけだって!!」
そりゃあ……ちょっとは……
ここ最近、智くんのいい人がうまいご飯を作ってくれるんだから。
……目の前でイチャイチャされるのはイヤだけどな。
俺らがこんなやり取りを交わしていると、玄関のチャイムが鳴った。
潤「あれ?今日は二匹もいるじゃん?」
智「相葉ちゃんとこのコだよ?」
預かってんの、と、智くんはカレシに抱きついた。
うーん……やっぱ、目の前でイチャイチャされるのはヤだなあ。
と、顰めっ面で二人を見てると、隣に寝そべっていたカズが吹き出した。
「な、なんだよっ!!」
和「べっつに〜♪ご主人、愛されてんなあ、と思ってさ?」
図星を刺され不貞腐れていると、智くんのカレシとやらが俺らにおやつをくれた。
和「……うんまい。なるほど、いいセンスしてますね。」
「……だろ?」
おやつのチョイスもいいんだよな?
今日も泊まっていくのか、と思いきや智くんのカレシは名残惜しそうに帰っていった。
て、ことは、明日、あのうまい飯にはありつけない、ってことだ。