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笑い、滴り、装い、眠る。

第13章 俺にかまって!!(O×S)



智「あっ!!こら、また、イタズラして!」



ティッシュボックスからティッシュを引っ張り出して遊んでいると、俺らのご飯を持って現れた智くんに叱られた。



智「んも〜。翔くんてば何教えてんの?」



ご飯、オアズケにしちゃうよ?と、睨まれる。



智「まったく、ロクなこと教えないんだから!」



呑気にご飯にかぶり付く俺らの側で、智くんはブツブツ言いながら俺らがやらかした後を片付けていた。



……でもさ、俺、知ってるよ?



智「ふふっ。ホント、よく食べるなあ。」



そんな俺らでも、温かい目で見てる智くんを。



智「はい、じゃあ歯磨きするよ?」



よいしょ、っと、智くんの膝に強制的に乗っけられ、大きく口を開けさせられた。



智「やっぱり翔くんはお利口さんだね?」



ニコニコしながら智くんは歯ブラシを動かした。



ううっ(泣)こんなシチュエーションじゃなかったら、智くんの膝の上、ってだけでテンション上がるのにな…。



泣きたい気持ちを堪えて、弟分タツヤの俺を崇め奉る目線に我が身を晒した。



タ「じゃ、アニキ、行ってきます。」


「お…おう。」



ガンバった…ガンバったぞ、俺。



タツヤが智くんの膝上に上がったのを見届けてから床にヘタリ込んだ。



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