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笑い、滴り、装い、眠る。

第15章 TO You・・・



「そりゃあ…うん。」


智「……そうだね?」


「じゃあ、明日さっそく着替えとか持ってくるね?」



暗黙の了解で、俺が智くんの家に来ることになり、


何日かかけて荷物を運び込んだ。



そして、ようやくほとんどの荷物の搬入を終え、前室で一息ついていたある日、



ニノが小声で話しかけてきた。



和「あの…ちょっといい?」


「何?」



うとうとしかけていた俺に申し訳なさそうに笑うとニノはさらに声のボリュームを落とした。



和「俺の勘違いだったらごめん。二人は付き合ってんだよね?」


「えっ?……ま、まあ…。」


和「じゃあ…」



ニノの顔がさらに険しくなり、注意深く周囲を見回してからさらに続けた。



和「アッチの方はどうですか?」


「ア、アッチ……って?」



アッチ、ってどっち?



和「惚けないでよ?アレのことに決まってんでしょうが?」



やっぱり?



和「で?どうなの?お二人はどんな感じでヤるの?」



……と、言われましても、



普通、そんなことベラベラと外で喋らないだろ?



そんなことより、何でそういうこと気にするんだ?



顔に出ていたのか、俺の心中を察したニノが前室から出ようと促した。



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