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時間を気にしながらも俺らはどうにか人気のない場所を探しだし、向かい合った。



和「……で？」


「で？って？」


和「どっちがどっちなの？」


「それは……つまり…」


和「どっちがヤられる側なのか、ってこと。」


「え……っと…」



そう言われましても、俺らまだそこまで行き着いていないし…。



そもそも何でそういう質問に答える必要があるんだ？



「あの…ひとつ聞いていい？」


和「何ですか？」


「何で知りたいの？」


和「そっ…それは…その…。」



たちまちニノの顔が真っ赤になってなにやらモゴモゴと繰り返した。



うーん、これは……多分…。



いるな？きっとニノにも…。



「ひょっとして…相葉くんのこと、好き、とか？」


和「だっ…誰があんなおバカなんか…！」



なんと、カマかけたつもりが見事クリーンヒット。



毒吐いてるけど、耳まで真っ赤になってんじゃん？



和「そっ…そんなことより、どっちなんすか？」


「さあ？」


和「さあ？って…」


「いやだって、俺らまだしてないし？」


和「え？」


「まだ、そういう関係じゃないんだよ？」


和「あ……そ、そう……なんだ。」


「うん。逆に、さ…そっちはどうなの？」