テキストサイズ

笑い、滴り、装い、眠る。

第3章 ボクにかまって!!



雅「ほーら、いくよぉ?」



まーくんが投げたおもちゃめがけて走ってゆくカズくんとボク。



でも…。



雅「おー、またカズかあ♪すごいすごい!!」



頭をなでなでされ、まーくんからおやつをもらうカズくん。



んー、つまんなぁ〜い!!


ボクは、まーくんとカズくんから少し離れた場所で、ふて腐れて蹲った。



翔「雅紀、ちょっと。」



しょーくんがまーくんを手招きし、何やらこそこそと耳打ちしている。



翔「じゃ、頼んだよ?」


雅「じ、じゃあ、これは?届くかなあ?」



今度は、少し高い位置でおやつをぷらぷらさせるまーくん。



あっ!!ボク、ジャンプなら得意♪



難なく、まーくんの手からおやつをゲット!!



雅「お!!サトシ、すげぇじゃん?」



でも、それが二度、三度と続くと、面白くないのがカズくん。



雅「今度はどっちがとれるかなあ…って、痛い痛い!!」



まーくんのあんよにかぶりついた。



雅「こ、こら、カズ!!痛い!!離せ!!」


和「今度は俺がご褒美もらえないじゃない?」


雅「カ、カズ、お願い離して!!分かった分かりました。」



まーくんは、



カズくんのためにおもちゃを放り投げたあと、ボクにはおやつを真上にぷらぷらさせた。



「「♪〜」」(←共におやつをもらってご機嫌な二匹のワンコ。)



雅「つ、疲れた…。」



へたりこむまーくんの傍で、それぞれ満足したボクらは…



「ふぁ…寝よ?カズくん。」



一つのクッションの上で寄り添い眠った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ