笑い、滴り、装い、眠る。
第15章 TO You・・・
智side
翔「も…やだぁ…」
「……だぁめ。まだまだ。」
俺より積極的だったのに、
今では涙目でやめてくれ、と懇願する。
でもなあ…
翔「だっ…ダメっ!!おかしくなる…っ!!」
もうなっちゃってる、って?と、自分のナカに閉じ込めた俺をキュウキュウ喰い締めた。
「ち…ちょっと翔ちゃんあんま締めないでよ?」
翔「だ…って…」
うるうるした目で見上げる顔の可愛いこと。
そんな目で見られたら頑張るしかないだろ?って感じで必死で堪える。
翔「あ……あ…あっ……智く……」
ツンと上向いていた翔ちゃんのから白い液体がほとばしる。
俺の下で翔ちゃんが両腕で顔を隠し乱れた息を整える。
ふと目覚まし時計に目をやるとかなりの時間がたっていた。
と、同時に、すげぇスタミナあるんだな?俺?って、
ちょっと天狗になる。
翔「ねぇ…智くん。」
「ん?」
我に返ると、俺の下で俺の愛しい人が笑っていた。
翔「シャワー、浴びたい…な?」
媚びるような微笑みに、俺は挑むように笑い返した。
「じゃあ、抱っこしてやろっか?」
が、
「……いててて。」
二人仲良く腰をやってしまっていた。