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笑い、滴り、装い、眠る。

第16章 a little guy



智「ん…あれ?僕……」

「気がついた?」


智「寝ちゃってた?」


「うん。寝顔、ごちそうさま♪」


智「もー、さっきから謝ってるじゃん?なんでそんないじわるするの?」



俺の胸を押し戻す智を抱きしめた。



智「ねぇ…翔くん?」


「何?智。」



汗で額に貼り付いた智くんの前髪を指先で掻き分け唇を押しあてる。



智「んふっ。くすぐったい…」



はにかんだように笑った顔が可愛くてついまたぎゅっと抱きしめてしまう。



智「あっ…あの…翔くん?」



少し体を離して、智くんの顔を覗き込む。



智「シャワー、浴びたいんだけど…そのぅ……」


「……分かった。連れてってやるよ?」


智「連れてく……って…えっ?」



目を白黒させている智くんの体をシーツごと抱き上げた。



「俺に任せて?綺麗にしてあげるから?」


智「あの…綺麗に、って?」


「そのままの意味だよ?しっかり掴まってて?」



このあと、バスルームでも俺は智くんをおいしく頂いた。



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