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笑い、滴り、装い、眠る。

第17章 a cute boy



和「俺ら……って、俺もいなきゃなの?」


雅「えー?友だちなのに一緒にお祝いしてあげないの?」


和「わ……分かったよ。いけばいいんだろ?行けば?」



二宮くんは顔を赤らめ、スマホを弄りだした。



いつもはクールに振る舞っている二宮くんだけど、



まーくんとつるみ出してしてから振り回されて困ってる感じが微笑ましかった。



雅「俺、ギョーザとか唐揚げとか持ってくね?」


和「じゃあ俺、ケーキ奢りますよ?」


「ホントに?」


雅「あとビールとかあった方がいいよね?」


和「飲むんだったらバイクで来んなよ?」


雅「あ、そっか。そうなるよなあ。」



最近、バイクの免許を取ったというまーくん。



どんだけ好きなの?ってぐらい近距離でもバイクで行っちゃうぐらいなバイク好きで、



もちろん、大学もバイクで登校してくるから女の子の間ではちょっとした有名人になってる。



一度、遅刻しそうになって後ろに乗せてもらった時は大変だった。



「そういう目」で見られちゃったし。



まあ、長年、友だちとして付き合っているけど、



まーくん、て、結構モテてたんだな、って、今さらながら思うわけで。



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