笑い、滴り、装い、眠る。
第17章 a cute boy
そして誕生日当日。
「んふふっ。」
和・雅「……。」
まーくんが奮発して買ってきてくれたシャンパンを口にしながら込み上げる喜びを堪えていた。
和「何かいいことありました?」
「え?何で?」
和「えらくご機嫌だから。」
「んふふふっ。分かる?」
和「丸分かりです。」
雅「もしかして…翔ちゃんがらみ?」
「ど、どうしてそこまで分かるの?」
思い出したら急に体が熱くなったような気がして、二人から顔を逸らした。
和「だって笑い方もエロいし。」
雅「んもー、ラブラブなんだからぁ♪」
「だって…クリスマスの夜はずっと一緒にいてくれる、って言うから。」
和「それはそれは…」
雅「よかったじゃん?」
「……うん。」
そう。イブの日から三連休とれることになった翔くん。
直前まで黙ってるつもりだったらしい。
で、お互い我慢できなくなって昨夜は……。
和「だからずっと腰、擦ってたと?」
雅「そうだったんだあ♪じゃあ、マッサージしてあげる♪」
「え…(汗)」
雅「ほら、早く横になって?」
「い、いいよ、平気だから?」
僕に覆い被さろうとするまーくんの頭を、二宮君が思いっきり叩いた。
和「力加減も分からないヤツが何やってんだよ?」