笑い、滴り、装い、眠る。
第18章 これ、って公私混同…?
「智くん。あの…」
智「何?どした?」
ソファーに腰掛け、ぼんやりテレビを見ている智くんに話しかけた。
「その……この間は……ごめん。」
智「この間のこと?」
「気持ち悪い、なんて…」
智「なんだ、そのこと?」
「本心じゃないから!」
智くんは小さな子どもを宥めるように撫でてくれた。
智「分かってる、って?そんなこと。」
「……ホント……に?」
智「……そのかわり…」
智くんは俺のアゴを持ち上げ、唇にチュッとキスをしてきた。
智「……今夜はサービス、して?」
「サ…//////」
智「真っ赤になっちゃって可愛いなあ、翔くんは♪」
「も、もう……なんだよ……」
耳元で囁かれる声に体が熱くなる。
智「んふふ。じゃあ、今から……ヤっちゃう?」
「え?あ…」
智くんは俺の手を取り立ち上がった。
「あ…あの…智くん?」
智「ん?」
「ち、因みにだけど……その……何か…してほしいこととか……あるの?」
智「へ?」
「だっ…だから……その……た…例えばだから。例えば?」
なんのことやら?と、首を傾げていた智くんだったが、
俺の言ってることの意味が分かったみたいで、ちょっと意味深な笑顔で答えた。
智「もしかして…サービスしてくれんの?」
「いや…それは…」
智「じゃあ…そうだなあ…例えば……翔くんが恥ずかしい、って思うことを俺の目の前でやる、とか?」