笑い、滴り、装い、眠る。
第18章 これ、って公私混同…?
智「暗いとこはそれなりに良かったけど…」
「あ…」
俺に覆い被さってきた智くんの顔が逆光になる。
智「明るいとこで見るのも悪くない。」
逆光の智くんの顔が再び降りてきて、智くんの唇が俺の唇に重なった。
そう、表現するのがしっくりくるぐらいに、智くんのキスは優しかった。
智「やっぱ、翔くんは可愛い♪」
「かっ…可愛い、って言わないでよ!」
智「だって……可愛いもんは可愛いし。しょうがないじゃん?」
そういう智くんだって、負けず劣らず童顔じゃん?
智「今、俺の方が童顔だって思ったでしょ?」
「う…」
智「お仕置きが必要だな?」
「えっ?ち…ちょっと……何?」
智「みんな、昔の可愛かった翔くんのこと知らないから。」
そんなん、知らなくていいけど?
……って、智くん…
俺のベルトを外す音が聞こえた。
智「何だよ、もう、準備万端じゃん?」
「ち、ちょっと!!いきなり脱がさないでよ!!」
智「別にいーじゃん?明るいとこで翔くんのハダカ、見ることないから?」
「よく言うよ!?一緒にお風呂入ることあるじゃん?」
智「ヤるときの話だよ?」