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笑い、滴り、装い、眠る。

第19章 brothers



雅「……マジ?」


「……マジ。」


雅「それ、って、にーちゃんから告白して?」


「当たり前だろ。」


雅「で、いつから付き合ってんの?」


「つい最近。」


雅「あ、そう……なんだぁ。」



何ほっとしてんだよ?



雅「で?どこまでしたの?」


「あ?」


雅「だから……チュウとか……エッチとか…」



……なんもしてねぇ…。



強いて言うならやっと手を繋いだぐらいか。



「お、お前、アホか?ついこの間付き合い始めたのにそんなチュウだのエッチだのガツガツ行けるわけないだろ?」


雅「……そっかあ。そうだよね?」



……聞きたいのはそっちかよ?



てか、付き合ってもないのに、なんでその先が気になんだよ?



すると、雅紀の口から衝撃の事実が伝えられた。



雅「実は男なんだよね?俺の好きな子、って?」


「……」



言葉がでなかった。



まさか…俺の弟の好きな人が、って。



雅「ゴメンね?変な話聞かせちゃって。」


「いや…」



そんなことねぇぞ?



雅「にーちゃんの好きな子、って、可愛い女の子なんでしょ?」


「……いや、違う。」


雅「え?」


「……男だ。」


雅「えっ?」


「男なんだよ?」


雅「は?」


「……男なんだよ、俺の好きな子は?」



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