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笑い、滴り、装い、眠る。

第24章 俺のご主人さま


それからというもの。


俺は智くんとの夜の方を避けていた。


何となく、なんとなくだけど、


智くんの目が…


智「……。」


…エッチなことを期待しているように感じたからだった。


一緒にご飯をも食べてても、


お風呂上がりのときも。


あのときの俺は少しお酒も入っていて変にテンションも高かったことも手伝って悪のりしてしまった。



結果、こんな状況になっているわけだけど。




「ハァ…」



スマホに収まった俺の若気の至り?を見ながらため息をついた。



に、しても似合ってるな…



じゃ、なくて!




どうするか考えなきゃ。



自室のベッドに横たわり目を閉じていると、誰かがドアをノックした。



智「どこか悪いのかな?と思って?」



と、どこか申し訳無さそうに智くんが言った。



まさか、智くんにメイドプレイをさせられそうで避けてます、なんて言えずに笑って誤魔化した。



「そんなことないよ?」

智「そ、そっか。なら良かった。」



まだなにか言いたそうにしてたけど、智くんは俺に背を向けた。


「あ、あのっ…それ…だけ?」

智「へ?」



智くんはハの字にした眉根を思いっきり眉間に寄せた。



智「あの…それだけ、って?」

「え?あっ…⁉な、何でも…」



慌てて部屋のドアを閉めようとしたら、



智くんに抱きしめられた。



智「俺、って翔くんの何?」

「へ?」



智くんの腕の中で目を白黒させた。



智「悩んでるんでしょ?」

「悩む、って何を?」

智「…女装癖。」



俺は思わず智くんの体を突き飛ばした。



智「潤からも聞いてる。翔くん、コスプレ好きだって?」



は、はぁっ⁉



智「でも俺は大丈夫!どんな翔くんでも受け止められるから!」

「さ…智くん…」



…って、騙されないから!



だって、俺のことエロい目で見てたの、知ってんだからね!










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