笑い、滴り、装い、眠る。
第4章 愛していると囁いて。
「行こっか?」
翔「そうだね?」
何事もなかったかのように、
笑顔で見つめあい、互いを労るように肩を叩きあった。
雅「あっ!!翔ちゃん、リーダー、何やってたの?遅いよ!!」
スタジオにつくなり、相葉ちゃんが僕らを叱咤する。
和「相葉さん、お二人とも足腰にくる年齢だし、機敏に動けないんだから、もう少し労ってあげないと…。」
潤「そうだよ?年齢には勝てないんだからね?」
翔「何ですって!?君たち、聞き捨てならないなあ。」
と、嫌みたらったらな末っ子たちにデコピンを食らわせる翔くん。
潤「いって…」
和「パワハラだ…。」
翔「なーにがパワハラだ?デコピンで済んだだけでもありがたく思え!」
和「俺、このあと崖登りするんすよ?」
潤「俺もだって…。」
和「モチベーションあがんないよね?」
「じゃあ、代わってあげようか?」
皆の目の前で、笑顔でストレッチをしてみせる。
和「元気なジイサンですね?じゃ、お言葉に甘えよっかな?」
が、松潤は、
慌てて僕の元に駆け寄り、耳打ちした。
潤「智、冗談だから。」
その瞬間、
ほんの一瞬だけど、
翔くんと目が合った。