笑い、滴り、装い、眠る。
第24章 俺のご主人さま
翔side
俺と智くんのカラダの相性はバツグンにいい。
それが分かったのは、当然、そういう関係になったからなんだけど。
「ん……ぁ……」
智「ヤベ……翔くんのナカ、気持ちいい。」
「俺も……っ…」
ズブズブと己の中に収まっていく智くんの体温以上に俺の体温はバク上がりで、
頭の中がクラクラしてなんにも考えられない。
…考えたくない。
小さい時から勉強ばかりしてきた俺。
学校のテストが自分の納得できる結果で返ってくることほど気持ちいいことなんてなかった。
でも、智くんと出会ってそれがあっという間に覆され、
こんな世界があったんだ、って気づいた。
「も……っと…も…ぁ…っ…」
智「フフッ。翔くん、この辺、グチャグチャされるの好きだもんね?」
「ゃ……ぁ…おかしくなっちゃ…っ…」
智「なったらいいじゃん?」
智くんの動きに合わせて、腰を振る俺も大概だけど。
「服…脱いでもいい?」
智「ダメ…」
「でも、汚れちゃう…」
智「ご主人さまの言うことが聞けないの?」
「ごめんなさ………あぁっ‼」
いきなり奥を突き上げられて思わず智くんのモノを締め上げてしまう。
智「ちょ……翔くんっ⁉いきなり締めないで‼」
「だ…だって…」
涙目で見下ろすと、汗だくで困った顔してた。
「そんなことより……出ちゃいそう…なんだけど…」
智「…しょうがないなあ。」
「また着てあげるから、いい?」
智「今度はナース服がいいなぁ♪」
「…調子に乗らないの💢」
智「…ごめんなさい。」
軽く智くんのおでこを叩くフリしてキスをした。
「ねぇ…もう…イきたい。」
智「…了解。」
あれ?メイドなのにご主人さまにお強請していいんだっけ?
あ、でも、今はメイド服を脱いだからその設定はいいのか?
なんて考えてたら、俺のナカの智くんがさらにカサを増して、さらに奥まで突き上げてきた。
「あ……あ…あ……い…イッちゃう…」
智「いいよ?イッても?」
俺は意識を飛ばす直前、智くんの上で盛大に吐き出した。