好きって言わない!
第10章 まっさらにのちゃん。
A「あ!じゃあまたチョコ味になったら良いじゃん!」
N「は?」
ぴょんとベットから飛び降りたまーくんが、机の上にあったチョコを摘まんで俺に見せる。
A「これでチョコ味の にのちゃん♡」
N「んっ、」
俺の口にチョコをほりこんで、ニッコリと笑った。
N「・・・あまい。」
A「くふふ♡」
ミルクチョコレートが口の中に広がる。
もぐもぐとしていると、まーくんが俺の後頭部に手をまわしてキスをしてきた。
N「んぅ、ちょっと待っ、」
まだ飲み込んでないのにっ・・・
抵抗しようにも、がっちりと後頭部を押さえられて動けない。
その時、まーくんの舌が俺の唇を舐めた。
N「んっ、」
口を開けろと言わんばかりの動きに、思わず唇の力を弱めてしまった。
N「っ、んんぅ・・・っ!」
チョコを舐めとるように、まーくんの舌が俺の口の中を動きまわる。
その動きひとつひとつに反応して、ゾクリと背中に何かが走った。
体に力が入らない・・・
まーくんのシャツの胸元を握るのが精一杯だ。
くちゅくちゅと恥ずかしい音が鳴る中、まーくんの舌が俺の舌を誘うように舐め上げた。
N「やんっ・・・」