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好きって言わない!

第14章 エスカレート。





・・・なるほどねぇ。




雑誌を隅々まで読んで、まーくんの生態が分かった気がする。
エロい奴だと思ってたけど、高校生男子としては普通の事なんだな。
男はみんなエロいらしい。




俺が淡白すぎるのか・・・
今だに、オナニーした事ないし・・・




まーくんの手で射精をした後も、自分で触ることは無かった。
だって、なんか恥ずかしいし・・・
またまーくんに触ってほしいとは思うけど。




・・・今日、エッチな事したいなぁ。




いっぱいキスしたいし、ぎゅってされたいし、頑張ってフェラチオしたいもん。




最初に見た見開きのページを、もう1度読む。
ラブラブフェラチオ。
大好きな彼女に可愛く甘えられながら舐められたい、と。
例としては、上目遣いで見つめられながらとか、エッチな言葉を可愛く言われたいとか・・・




N「難しいよなぁ・・・」




自分が実践する所をどうしても想像できない。
どうしようかなー・・・




その時、ドタバタと足音が聞こえてきた。
あれ?まだ夕方なのに。




A「ただいまー!!」





勢い良くドアを開けて、汗だくのまーくんが帰ってきた。





N「おかえり。随分早いな?振られたのか?」




まーくんが思ってたより早く帰ってきて、ホントは飛びつきたいくらい嬉しい。
でも、そんな事は出来ないので平静を装った。




A「バカ!振られてねーよ!」




上着を脱ぎながら、うひゃひゃ、とまーくんが笑う。
ああ、この笑い方大好きなやつ。
顔がニヤけてしまいそうだ。



流れる汗もかっこいい・・・♡






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