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好きって言わない!

第14章 エスカレート。





A「てか、元気じゃん。」



N「は?」



A「母さんから、にのちゃんが元気ないってメールきたんだけど。」



N「ええ?」




おばさん、そんな連絡してたの?
確かにまーくんがデートで落ち込んでたけど・・・
バレてたんだ。




A「デート早めに切り上げてきたってのにさ!」



N「え?!」




俺のために、帰ってきてくれたって事??




A「それとも、なんか悩んでたりするわけ?」




まーくんが俺の隣に座った。
ん?と俺の目を優しく覗く。
ヤバ・・・なんだよ、その表情。
超カッコ良いじゃん・・・




N「まーくん・・・」




ドキドキと跳ねる心臓を落ち着かせようと、読んでいた雑誌をきゅっと抱き締めた。



ニッコリと優しい笑顔のまーくんが、俺の抱えた雑誌を見て目を見開く。




A「・・・にににににににににのちゃん?!
何でそれを・・・・・?!」




N「え?」




これ?とまーくんに見せると、真っ赤になって取り上げられてしまった。




A「何でにのちゃんが持ってんの?!」



N「ベッドにあったんだよ。」




何をそんなに慌ててんだこいつ。




A「マジで?!放りっぱなしだった?!
もう〜超恥ずかしいじゃん!
てかにのちゃん読んだの?!」




N「うん、すげー勉強になったわ。」



A「勉強?!」




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