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好きって言わない!

第15章 二股??





A side





無意識なんだろうけど、甘えた仕草でキスをねだるにのちゃんが可愛かった。




A「・・・・・。」





今更なんだけどさ。





可愛いって思ったり抱きしめたりキスしたり、
エッチな事しちゃってるのって・・・



もしかしてイケナイ事?!
これって浮気?!?!




え、俺って浮気してるの?!




そもそも。
よーく考えたら、男友達とこんな事するのってやっぱ普通じゃないよな・・・?



でも、にのちゃんは俺にとったら特別に大事な存在だし、普通の友達とはちょっと違うって思ってるけど。
しかもメッチャ可愛いし・・・




でもでも、彼女以外の人とキスするのってやっぱダメ・・・だよね。




はじめはキスの練習だった。
キスした事ないし、どんな感じなのかなって試したいとも思ったし。




だけど、今は練習なんて気持ちは正直全くない。
にのちゃんとキスしたいと思ってしてるよな・・・
しかも、キスしたら止めらんなくて、もっと気持ち良い事しちゃうんだよなぁ・・・




A「・・・ダメじゃん。」




いくら思春期のそういうお年頃だとは言え、そんな見境なくエロエロしちゃダメだ!




このままでは、本当に二股のレッテルを貼られてしまうかもしれない。
彼女以外の子を、可愛いと思いながらキス以上の事しちゃってるんだもん!!




考えれば考える程、自分が二股をかけているような気になってきた。
ヤバイぞ・・・





M「おい。」





てか何でこんな事考えてるんだっけ?
あ、そうだ今日の帰りどっちと一緒に帰るかって話じゃん!!





M「おいコラ。」





どーしよーーー!!
松潤は彼女と帰れって言ってたけど、最近にのちゃんとも一緒に帰ってないし・・・




M「シカトしてんじゃねぇぞコラ!!」




A「いってぇ〜っ!!」





頭に衝撃を受けて振り返ると、松潤が雑誌を片手に俺を睨んでいた。
クソ、雑誌で殴ったなこのやろー。





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