好きって言わない!
第15章 二股??
A side
N「じゃあ食い終わってからにしろよ。
あとで好きなだけ殴りゃ良いだろ?」
え、にのちゃんヒドイ!!
N「でも、お前負けると思うよ?
絶対まーくんのが強いもん。」
ね?と俺にニッコリ笑ったにのちゃん。
やべぇ!超可愛いっ♡
S「ふははははっ!おい、松本やめとけって。
ここのカップルまともに相手したら疲れるだけだぞ。」
A「カ、カップルって・・・
俺には彼女が・・・!!」
N「・・・翔の質の悪い冗談だろ。
何まともに返してんだよ。」
ムッとしたにのちゃんに睨まれて、なぜかすごく焦る。
怒っちゃったのかな?!
A「別に、にのちゃんより彼女の方が大事とかそういうわけじゃないよ?!」
N「はぁ?」
S「あははははははは!!
も、雅紀マジでおもしれぇ・・・!!」
腹いてぇ〜、と言いながら笑い転げてる翔ちゃん。
なんで俺こんな笑われてんの??
M「・・・・・。」
そんな笑い過ぎて瀕死の翔ちゃんを、まじまじと不思議そうに見てる松潤。
掴んでいた俺の胸ぐらも離して、おとなしく座った。
M「確かにお前らなんか相手してたら、時間のムダだ。
昼飯食いっぱぐれる。」
A「ホントだ!早く食べなきゃ!!」
N「俺もうお腹いっぱい・・・」
A「コラにのちゃん!
まだ半分残ってるよ?!」
N「ムリ。これ以上食ったら吐く。」
A「もー・・・、晩ご飯はちゃんと食えよ?」
にのちゃんの残したメロンパンを咥えながら、自分で買ったパンの袋も開ける。
俺だったら、菓子パン5個くらいは余裕で食えるけどなー。
にのちゃんの少食は困ったもんだ。
近いうちに、また一緒にハンバーグを食べよう。
嬉しそうにハンバーグを頬張る可愛いにのちゃんを思い浮かべると、なんだか心がふんわり温かくなった。