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好きって言わない!

第17章 Hey bad boy。





M side




俺を見上げて鳴くミーコ。
そっと頭を撫でると、またにゃーと鳴く。




M「可愛い・・・!!」




まるで俺に話しかけてくれてるみたいだ。




M「どうした?ご飯食べたのか?」




にゃーお。




M「・・・ん?」




テーブルで鳴り続けているスマホに視線を向け、また俺を見て鳴く。
ミーコのしっぽはユラユラと揺れていた。




猫は、イライラするとしっぽが揺れるらしい。




にゃーお。




心なしか声もイラついているような気が・・・




M「ご、ごめんな?煩いよな?
俺もイライラしてんだけどさ、出るわけにいかねぇんだよ。」




言い訳をしながら頭を撫でると、ミーコの顔が険しくなった気がした。
怒ってる・・・?!




M「分かってくれミーコ!
あれは悪魔からの電話なんだよ!」




ミーコは俺を睨み付けると、くるっと体を翻した。
体格に似合わず軽やかにテーブルに飛び乗ると、俺のスマホに手をかける。




M「・・・ミーコ?」




ペタリと肉球をディスプレイにつけたかと思えば、さっと横にスワイプ。




M「えええ?!」




ミーコそんな事出来んのか?!
てかスマホって肉球にも反応するの?!




S『もしもーし?!』




肉球でも操作できてるし・・・




鳴り止んだスマホを見て、満足気なミーコ。
トンとテーブルから飛び降りると、お気に入りのご飯を食べ始めた。




ミーコの奴・・・
どうしてくれんだよもう・・・







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