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好きって言わない!

第3章 イケメン優等生 櫻井。





S「もうすぐクラス委員の選出があるだろ??」




N「ああそう。」




知らなかった。




S「俺、委員長に立候補しようと思ってるんだ。」




わざわざ面倒なクラス委員長に立候補とは、どこまでも奇特なイケメンだ。




S「副委員長に、二宮くんを指名しようと思ってる。」




N「・・・は?!」




なんだって?!
副委員長?!




N「何で俺が!!」




S「こないだの実力テスト、俺の次に成績が良かったのが二宮くんだ。」




N「成績順じゃねぇだろ。
俺はクラス委員なんて絶対にやらない。」




S「なんで?」




N「面倒くさいからに決まってんだろ。
人付き合い嫌いだし。
悪いけど、他を当たってよ。」




S「俺、バカは嫌いなんだよ。
副委員は優秀な奴が良い。
二宮くんは地味だしトラブルも起こさなさそうだしね・・・
俺のパートナーにはうってつけだ。」




・・・歯に衣着せぬ物言いは嫌いじゃないが、少し腹が立つ。





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