好きって言わない!
第18章 それぞれの中間テスト。
A side
それなのに、にのに見られてた。
案の定もうキスをしないと言われて・・・
泣きそうになるくらいショックを受けた。
なんて情けなくてバカな男なんだろう。
自分がこんな最低な男だったなんて知らなかった。
もしかしたら、にのはそんな俺の邪な思いに気付いていたのかな。
もう練習なんかじゃなくて、にのを可愛いと思いながらキスしていた事を。
だから、冷たくされているのか・・・??
彼女に一途になれって言ってるのかな・・・
A「はぁ・・・」
ゴメンね、にのちゃん・・・
男の子なのに、幼馴染の親友なのに。
にのちゃんに浮気しちゃうなんて、俺はバカだ。
バカ過ぎてにのちゃんに愛想尽かされてたらどうしよう・・・
もう抱きしめたりしないから。
キスもしないから。
お願いだから許して。
M「鬱陶しいなお前。
寝るなら席に戻れ!!」
A「優しくしてよぉ〜!」
M「俺は忙しいんだ!」
松潤の机で項垂れていた俺。
鬱陶しいのは自分でも自覚してるけど、今弱ってるんだもん。
慰めてよ!!