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好きって言わない!

第18章 それぞれの中間テスト。





N「・・・・・。」




まーくんからのLINEを見て、ひっくり返りそうになった。




“ 会いたい。”




これ彼女に送り間違えてんのかな?
まーくんバカだから普通に送り間違いとかあり得そうだ。




どうしよう。
間違えてるぞーってからかうべき?
それともちょっと様子見る?
間違えたって気付くかもしれないし・・・




それとも・・・




ホントに俺に、会いたいって送ったの・・・??




N「まさかな。」




彼女とキスをして、ラブラブ一直線のハズだ。
部活が休みの今はデート三昧だろう。




よし、やっぱからかってやろう。





“ 俺も♡ ”





わざとらしくハートを付けて送信すると、すぐに既読がついた。
ふふ、焦ったまーくんの様子が目に浮かぶ。




“ マジで?!嬉しい!!
じゃあ今日俺ん家来いよ!!
久しぶりに泊まれば?!”




N「・・・え?!」




まだ俺相手だって気付いてないのか?
・・・いや、久しぶりに泊まればって言ってるし間違ってる訳じゃなさそうだ。




N「ウソ・・・。」




ホントに、俺に送った言葉だったのか?




今まで、“会いたい”なんて言葉で誘われた事なんて無かった。
ぽわぽわと体が熱くなってくる。




だって、恋人に送るみたいな言葉。




せっかく部活が休みなのに、彼女と会わなくて良いのかな。
あ、もしかしてテスト期間中は勉強したいからって言う真面目なタイプの彼女なのかな?




N「どうしよう・・・」




会いたい。
すごく会いたいけど、まーくんの部屋で2人きりなんて、絶対キスしたくなっちゃう・・・






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