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好きって言わない!

第18章 それぞれの中間テスト。





N「う、浮気心って・・・
どういう意味だよ!!
俺別に怒ってないし!!」




A「練習とか言ってにのちゃんにエッチな事してたの、本当は嫌だったんじゃないかなって・・・
最近冷たいのは、もう俺に嫌気さしてるのかもって思って・・・」




N「はぁ?」




A「にのちゃん言ってただろ?
翔みたいな悪い男になるなって。
なのに俺、彼女がいるのににのちゃんの事可愛いって思ってエッチな事しちゃってて・・・
完全に浮気じゃん。最低じゃん。
そんな俺を軽蔑してるんじゃないかって・・・」




N「ちょ、ちょっと待て、」




A「だから、名誉挽回のチャンスが欲しいんだ!
俺といたら楽しいって絶対思わせてみせるから!!
前みたいににのちゃんに笑ってほしいんだよ!!」




両手をしっかりと握られて、まるで告白のような情熱的なセリフ。
まーくん、俺と浮気してたの??
後ろめたくなるくらい、俺の事可愛いって思ってたの?




N「・・・・・。」




ちょっと嬉しいかも・・・




ただの遊びの延長だと思ってた事に、少しでも気持ちがあったんだ。




俺が怒ってると思って、こんなに必死になって俺を繋ぎとめようとしてる。




A「俺にのちゃんに嫌われたら死んじゃうよ・・・
お願い!!
勉強頑張るから、結果出したらデートして!!」




N「デート?!」




ハッとした顔でまーくんがブンブンと首を振る。




A「デッ、デートじゃない!!
違うんだにのちゃん!!
邪な気持ちなんてないよ?!
普通に友達として遊びに出掛けようって話で・・・っ、
いや、普通っていうかにのちゃんは特別な存在だけど・・・!!」




N「ふーん・・・」




わざと冷たい声を出すと、ますます情けない顔になる。
もう・・・そんな可愛い顔すんなよ。






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