好きって言わない!
第19章 デート。
A side
ご機嫌な様子でペロペロしてるにのちゃんが可愛いすぎて目眩がしてきた・・・
あの可愛い唇をソフトクリームごと食べてしまいたい。
口の中を舐めまわして、苦しそうに瞳を潤ませるにのちゃんを見たい。
泣きそうな顔で快感に震えるにのちゃんを優しく抱きしめたい。
A「・・・ダメじゃん!!」
N「なにが??」
俺ってば何考えてんだよ・・・
それじゃあ浮気なんだって・・・!!
にのちゃんとエッチな事しちゃダメなの!!
N「・・・大丈夫??」
キュルンとした瞳で可愛く俺の顔を覗く。
ダメダメダメダメ。
こんなにべらぼうに可愛くっても、チューしたいなんて思っちゃダメ。
N「ふふっ、変な顔。笑」
クスクス笑いながら、俺の鼻を指でちょんと突つく。
可愛いっ・・・・・♡♡♡
ダメだ!!
抱きしめたい!!
ちょっとくらいなら・・・
A「にのちゃんっ・・・!!」
N「ん?」
A「・・・・・・・・・・。」
キョトンと俺を見つめるにのちゃんは天使のように可愛くて、やらしい事ばっかり考えてる自分が恥ずかしくなる。
A「・・・・・・・行こっか。」
N「うん!」
ちょっと冷静になんなきゃ・・・
そう思っていたのに。
N「水族館って結構楽しいなー♪」
ニコッと笑ってまた俺の腕に絡むにのちゃん。
きゅっと体をくっつけられたら、エッチな事考えちゃうよ〜!!
N「♪」
鼻歌まじりに水槽をキョロキョロ眺める可愛いこの子。
大きな魚を見つけるたびに、俺にしがみついてくる可愛いこの子。
A「はぁ・・・・・。」
俺ってば、本当に最低な男だ。
どうしても、にのちゃんが可愛い。
にのちゃんと、エッチしたい。
いやいや、エッチって・・・!!
男同士だし!!
何考えてんだ俺!!
・・・なんかもうにのちゃんが可愛すぎて疲れてきたよ。
無邪気に笑うにのちゃんにバレないように、小さくため息を吐いた。