テキストサイズ

好きって言わない!

第19章 デート。





自分でもビックリするくらい、ご機嫌だ♡
水族館ってメッチャ楽しいじゃん♡





薄暗いし、みんな水槽を見てるから思いきりまーくんに甘えられる。
腕を組んでても誰も見てないもん。




最近のまーくん不足を埋めるため、とにかくピッタリとくっ付いて歩いた。
本当はぎゅってしてほしいし、キスもしたいけど・・・




それはもうダメだから。
せめて水族館にいる間は、くっ付いていたい。





A「にのちゃん、お土産買う?」




N「え?」





いつの間にか、お土産物屋さんの前にいた。
オモチャやぬいぐるみがたくさん並ぶ店内を、まーくんがキョロキョロしながら進んでいく。




さすがにココでくっ付いてるのは恥ずかしいな。
そう思って腕を離すと、まーくんが「あれ?」という顔をして俺を引き寄せる。




離れるなって事なのかな・・・
ヤバ、嬉しい・・・




ずっとくっ付いてる俺を鬱陶しがってないかちょっとだけ不安だったから。
まーくんに引き寄せられて、胸キュンが止まらない。





やっぱり、どうしてもまーくんが好き。





彼女にもこういう事するのかな。
水族館で、こうやってくっ付いてたのかな。





・・・それは良いから。
彼女とラブラブしたって良いから。





俺にも同じ事してほしい。





ダメかな。





彼女にバレなかったら良いんじゃないの?
まーくんにも俺の気持ちがバレないようにちゃんと気を付けるから。
絶対、好きって言わないから。





前みたいに、
キスしたらダメかな・・・。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ