好きって言わない!
第20章 未満な2人。
N「良いじゃん、浮気でも・・・」
A「え・・・?」
N「ダメなの?」
A「わっ、ちょ、にのっ・・・!」
ぎゅうっと体重をかけて抱きつくと、バランスを崩したまーくんがよろけて尻もちをついた。
膝に乗っかって、首に腕を回す。
N「俺、女の子じゃないよ?
まーくんとは、仲の良い幼馴染み・・・
ちょっとエッチな事するだけ。
男同士だもん、浮気だけど、浮気じゃないよ・・・」
唇が触れそうな距離で、誘惑の言葉を必死に囁く。
ねぇ、その気になってよ。
A「にの・・・でも、」
N「でもじゃない・・・!!」
A「んっ・・・」
強引に、唇をぶつけた。
まーくんの手が俺の背中にまわる。
だけど、その手が俺を宥めるように動くから泣きそうになった。
A「にの、ちょっと落ち着いて・・・
こんな事続けてたら、ホントに俺・・・、」
N「・・・イヤ。」
俺をあやすようにポンポンと頭を撫でられる。
子ども扱いすんなよ・・・