好きって言わない!
第20章 未満な2人。
A side
夢中になってにのの唇を貪った。
冷たい唇と、熱い咥内のギャップがたまらなく興奮する。
相変わらずにのは甘い・・・
濡れた体をきつく抱きしめながら、息をすることも忘れてお互いの唇を濡らす。
N「はぁ・・・あん、まーくんっ・・・」
吐息に混じって可愛い声をあげるにのに、心が揺れた。
可愛い・・・
今日一日、ずっと我慢してたのに・・・
にのをやらしい目で見ちゃダメだって言い聞かせてたのに・・・
N「んぅ・・・ねぇ、もっと・・・
ぎゅってして・・・」
これ以上抱きしめる力を強めたら、にのが潰れちゃうよ。
華奢な腰を引き寄せて、抱きあげた。
A「・・・お風呂行こっか。」
N「一緒に入ってくれる?」
A「うん。」
N「キス、やめないで。」
A「ん・・・」
抱っこして歩きながらキスをするのは難しい。
少し唇を離そうとすると、拗ねた表情で俺を睨む可愛いにの。
ああ・・・
ハマっちゃいそう、なんて嘘だ。
もうとっくにハマってる。
A「服、脱げる?」
N「脱がして。」
A「ワガママだなぁ・・・」
そう言いながら、喜んでにのの服に手を伸ばす俺は変態だと思う。
濡れた服を洗濯機に放り込んで、にのの白い肌を撫でた。