好きって言わない!
第20章 未満な2人。
「雅紀ー?いるのー?」
AN「「っ!!」」
バカな事言って笑ってたから、1階の音に気付かなかった。
おばさん、帰ってきたんだ・・・!!
N「おい!服は?!」
A「・・・無い。だって裸でここまで来ちゃったもん!!」
嘘だろ・・・
2人で素っ裸でベッドにいるって、いくら幼馴染みの親友でもオカシイ!!
階段をあがってくる足音に、いよいよ焦る。
「雅紀?」
ガチャッとドアが開いた瞬間、布団を被って隠れた。
裸のまーくんの足の間に入ってしまって、ちょっと目のやり場に困る。
どうか見つかりませんように・・・!!
A「か、勝手に開けんなよ!」
下半身を布団で隠しているまーくんが、上擦った声で答える。
普通にしろ普通に!!
「なんだ、帰ってるんじゃない。
かずくんは一緒じゃないの?
晩ご飯ウチで食べる日でしょ?」
A「え?!い、いないよ?
どこにもいない!!」
「どこにも?」
だから普通にしろっての!!
布団の中で、足を突こうとしたらまーくんのモノを触ってしまった。
A「あっ♡」
俺のバカーーー!!
ていうか・・・
A「ゴメン・・・」
「何が?」
何がゴメンだ!!
勃ってんじゃねーよ!!
まーくんのバカバカバカ!!
さっき散々出したのに、なんでこんな簡単に勃つんだ・・・
性欲底無しかこいつは!
「あんた大丈夫?顔赤いわよ?」
A「だ、大丈夫!寝起きなんだよ!」
「あんま寝ると夜寝れないわよ。」
A「分かってるって!!
もうほっといてよ!今から勉強するから!」
「あら、こないだのテスト良かったものね♡
彼女ができて遊び呆けるんじゃないかって心配してたけど・・・
もしかして彼女に勉強教えてもらってるのかしら??」
A「う、うん。そうだよ。」