好きって言わない!
第24章 Dishonest love。
M side
S「その涙目、そそるなぁ。」
M「変態っ・・・!!」
S「力抜けよ。」
聞けよ!!
てか、え、もう挿れるの?!
ちょっと待っ・・・
M「あ・・・う、痛っ・・・!」
充分に解されたといっても、指とは比べ物にならない質量に腰が引ける。
こんなもん・・・ムリ・・・!!
思わずギュッと櫻井に抱き付いていた。
S「ハァ・・・、力抜いて・・・
先っぽ入ってんの分かる・・・?」
M「ああ・・・ん、分か・・・る・・・っ、」
S「大丈夫か・・・?」
ふるふると首を振る。
大丈夫じゃない、ムリ、絶対入んない・・・
S「潤、」
M「んぅ・・・」
俺を抱きしめながら、また甘いキス。
ああもう、ズルい・・・
大丈夫か、なんて聞いておいて。
逃がしてはくれない。
M「ああん・・・、」
S「あと・・・もうちょっと。」
グッと櫻井が腰を進める。
M「あああっ!!」
S「・・・入った。」
M「っ・・・、」
額に汗を滲ませ、眉間に皺を寄せて笑う櫻井はかなりエロい。
S「・・・キスして良い?」
M「・・・。」
“ 可愛くキスしてって言ってほしかったんだけど。”
M「・・・どっちでも良い。」
言ってやるかよ。
S「・・・ふふ、やっぱり可愛いよ、お前。」
優しく微笑むな。