
好きって言わない!
第25章 落ち着かナイ。
N「・・・・・。」
こんなに近くにいて、ぎゅってされてたらキスしたくなっちゃうじゃん・・・
N「まーくん、」
後ろからまわされているまーくんの手に、自分の手を重ねる。
まーくんの胸に頭を預けてそっと見上げた。
キスしたいの、気付いてよ。
A「・・・にのちゃん♡」
N「まーくぅん、」
キスしてくんなきゃ、拗ねちゃうぞ!
ぷくっと頬を膨らませて、上目遣いで睨む。
まーくんがまた天を仰いだ。
A「こんな可愛い顔を、俺以外にも・・・っ、」
N「ん?」
A「子猫ちゃん!」
N「・・・・・。」
え、俺のこと?!
N「な、なに。」
A「にのは俺だけの子猫ちゃんだもーん!!」
ぎゅうっと抱きしめられて本気で苦しい。
てかやっぱり子猫ちゃんて俺のことかよ!!
N「お前さっきから何言ってんの?!」
なんかふざけてんのか?
子猫ちゃんって・・・
しかも俺だけのって・・・
冗談だとしたら質がわるい。
笑えないよ!!
しかもキスしてくんないし!!
もう良い!!
