
好きって言わない!
第27章 ラブストーリーは突然に。
A side
M「様になってんじゃねぇか。」
寝転ぶ俺を見下ろしながら、フンと笑った松潤。
A「松潤こそ、スゴイね。
メッチャ美人じゃん!
ドコ行ってたの?」
M「トイレだよ。
そしたら、色んな奴が群がってきて・・・
帰ってくるのに30分かかったぞ!
てかこの服トイレしにくいし!」
松潤は自分がどれだけ色っぽくなってるか分かってないんだろう。
こんな格好でウロついたら、そりゃ騒がれるって。
こんな美人がいきなりトイレ入ってきたら、驚いただろうな。笑
その様子ちょっと見たかったかも。
A「あ。ねぇ、宝石取れかかってる。」
M「ん?どこだ?」
胸元に付いてる宝石が外れそう。
座って手招きすると、松潤が俺の前で屈んだ。
A「あれ、コレどうやって付けたら良いんだ?」
M「早くしろよ。」
A「あ、ネックレスみたいになってるんだ。
後ろで留めれるのかな。」
向かい合ったまま、松潤の首の後ろへ腕をまわす。
あれ、難しい・・・
M「もう、自分でやる!
どこ付けたら良いんだ?」
松潤が自分も後ろへ手を伸ばしたその時、着慣れないサラサラの生地で床についていた膝を滑らせた。
M「うわっ!!」
A「え、ちょっと・・・!!」
松潤に押し倒されたような体勢。
倒れこんできた松潤を支えようと、とっさに腰を掴んでしまった。
うわ、やっぱ細・・・
すっげぇエロいかも・・・
M「いってぇ・・・おい、大丈夫か?」
A「でっかい帽子被ってるからね。」
言いながら、つい腰を撫でてしまう。
ピクッと反応した松潤が俺を睨んだ。
