
好きって言わない!
第27章 ラブストーリーは突然に。
A side
M「てめぇ、何しやがる。」
A「ゴメン、男の本能。笑」
M「死ね!!」
A「くっ、苦しいって!ゴメン!
ゴメンなさい!!」
完全に俺に跨って首を絞めてくる松潤。
美人に攻められるのも悪く無いけど、苦しいよ!!
まわりのクラスメイトが爆笑しながら俺らを見ていた。
見せもんじゃねぇぞ!とまたキレる松潤と、美人に怒られて喜ぶ男ども。
松潤も随分クラスに馴染んだよね。
もともとは良い奴なんだし、当然だけど。
ここはコンテストで優勝してさらに皆を盛り上げたいなぁ・・・
なんて思いながらまたエッチな腰を撫でる。
M「てめぇ・・・!!」
A「あ、ゴメン無意識で・・・」
M「変態かお前は!!」
A「あ。」
M「なんだよ!!」
教室の入り口で、ひらひらと手を振る1人の王子。
A「翔ちゃん、巡回中かな?」
M「っ!!」
俺もひらひらと手を振り返した。
委員長は忙しいんだろうなー。
あんな格好で大変だ。
A「ん?」
俺の後ろに隠れている松潤。
ピッタリと俺の背中にくっ付いて息を潜めている。
A「何してんの?」
M「あいつもう行ったか?!」
A「翔ちゃん?もう行っちゃったけど。」
M「意地悪な顔して笑ってたか?!」
A「・・・いや、別に?」
M「そうか・・・俺に気付いてなかったかな。」
ホッと胸を撫でおろす松潤だけど、気付いてない訳ないじゃん。
こんな目立つ格好してるんだから。
実際松潤のお尻ガン見してたし。
