
好きって言わない!
第27章 ラブストーリーは突然に。
A side
A「あ、そろそろ行かなきゃね。
遅れたらそれこそ翔ちゃんに怒られるよ!」
気付けばコンテストまでもうそんなに時間が無い。
会場の体育館にそろそろ行っとかないと・・・
M「また群がって来たら嫌だなぁ・・・」
ウンザリした顔で立ち上がった松潤に、サッと手を差し伸べる。
A「俺が守ってあげるから大丈夫。
さぁ、行きましょうプリンセス♡」
M「気持ち悪い。」
A「うひゃひゃっ!
松潤もなりきってよ!」
M「ふざけんな。
言っとくけどダンスだってしねぇからな!
舞台に出てやるだけ有難く思え!」
A「はいはい、松潤は踊んなくても観衆の注目を集められるよ。
美人だから。」
M「バカにしてんのか!」
A「してないって。
ほら、行くよジャスミン!」
松潤の手を掴んで、教室を飛び出した。
実際生徒たちに囲まれたら面倒だし走って行っちゃお!
廊下に出た時、少し遠くににのの姿が見えたけど・・・
気付かないフリをして、体育館まで走った。
