
好きって言わない!
第28章 ドキドキちょうちょ。
N「可愛い子だったのに。
後で後悔するんじゃないの?」
A「あははっ!そうかな。笑」
オイ、そこはハッキリ否定しろよ。
今まで勘違いしては浮かれて、凹んでを繰り返してた俺は、やっぱりハッキリ言ってくれないと自信が持てない。
まだ喜べない。
もしかして、まーくんも同じ気持ちなのかな。
・・・しょうがないな。
ここは俺が折れてやるかとまーくんに向き直った瞬間。
ふんわりと抱きしめられた。
A「好き。」
N「・・・・・。」
耳元に、ハッキリと聞こえた言葉。
一気に体が熱く甘くなる。
A「にのが好きなんだ。
もう・・・おかしくなりそうなくらい。」
N「ふ・・・っく、まーくんっ・・・!!」
ボロボロと零れる大粒の涙で、まーくんの肩が濡れていく。
ぎゅうっと抱きつくと、もっときつく抱きしめられた。
苦しいよ、バカ・・・。
A「世界で1番にのが好き!」
キラッキラの笑顔でそんな告白されたら、もう一気に乙女モードだよ。
もうキュンキュンだよ!!
A「ね・・・にのも聞かせて?
お願い・・・。」
N「ぁっ・・・・、」
抱きしめながら、俺の首筋に唇を這わせるまーくん。
あんっ、そんな事されたら・・・!!
