
好きって言わない!
第28章 ドキドキちょうちょ。
A side
A「にの・・・」
N「表情だって・・・
今までとちょっと違うもん。
俺を見る目が・・・その・・・」
ゴニョゴニョと恥ずかしそうに話すにのは超可愛いけど、胸にすりすりしながら喋んないで・・・
吐息が乳首に当たってそわそわしちゃうんだけど!!
N「超カッコイイ・・・」
A「へ?」
真っ赤っかなにのが、パッと顔をあげた。
N「まーくん、超カッコイイんだもん!
前からカッコイイけど、さっきから甘い声で、甘い表情で見つめてきて・・・」
拗ねたように唇を尖らせながら、うるうると俺を見つめる。
なんて可愛い生き物なんだ。
A「にの!!超好き!!大好き!!」
N「わっ・・・!」
ぎゅうぎゅうに抱き締めて、顔中にキスをした。
きゅっと目を瞑ってされるがままのにのが愛おしい。
A「・・・セックス、しよ?」
目の前にあるにのの可愛い瞳が、恥ずかしそうに伏せられた。
N「うん・・・大人になっちゃうね?」
A「くふふ♡うん、大人だ。」
N「ふふ♡」
なんだか、お互いクスクスと笑ってしまう。
一緒に大人になっちゃうって事がたまらなく幸せだ。
A「ねぇ、いっぱいキスしよ。」
N「うん、する・・・♡」
A「・・・なんか恥ずかしくね?」
N「ふふっ・・・うん、恥ずかしい。笑」
A「じゃあさ、」
布団を引っ張りあげて、バサッと頭からかぶった。
狭い布団の中に、にのと俺の呼吸だけが聞こえる。
A「ちょっと暗くなるから、恥ずかしくないっしょ。」
N「・・・暑いよ、バカ。」
A「良いじゃん、俺の汗のニオイ好きなんだろ?」
ニッと笑って言えば、にのもおかしそうに笑う。
N「あははっ、んぅ・・・っ、」
笑ってるにのの唇を塞いだ。
もう良いよね?
もう我慢できないっての。
