好きって言わない!
第28章 ドキドキちょうちょ。
N「・・・俺、たぶんいっぱいエッチな声出しちゃうよ?」
A「エッチな声・・・・・」
N「それに、このベッド古いじゃん。
セックスしたらすごいギシギシ鳴りそう・・・」
A「ギシギシ・・・・・」
N「確実にバレるね。
それとも声が出ないように俺の口、タオルで縛って塞ぐ?
ギシギシ鳴らないように床でする?」
A「ええっ!!」
N「別にそういう事したいなら良いけどさ。」
A「えええっ?!」
N「でも俺ら初心者だし、変態プレイはもうちょっと慣れてからがいいなぁ・・・。」
チラリと上目遣いをしてやる。
N「ハジメテは、ベッドの上で優しくして?
そのあとは俺を好きなようにしてイイから・・・♡」
A「にのちゃん・・・!!」
きゅっと抱きついて甘えると、力いっぱい抱きしめ返される。
硬いモンが当たるんですけど・・・
A「ゴメンね、俺自分勝手だった・・・!!
ハジメテはちゃんと大事にしなきゃだよね!!」
だから硬いモンがグイグイ当たってるってば。
A「母さんがいない時にリベンジしよう!
ちゃんとベッドで優しく抱いてあげるよ・・・♡
縛るのは5回目くらいのセックスにする?」
あ、マジで変態プレイはするんだ。
A「ね、腕も縛って良い?」
ニッコリ爽やかな笑顔と話してる内容が激しく合ってない。
やっぱまーくんてエロいんだなぁ。
N「・・・良いよ、何でもしてあげる!」
A「ぃやったぁ〜!!」
子どもみたいに可愛くハシャいでる変態は、また爽やかな笑顔を俺に向けた。
A「おやつ取ってくる!喉も乾いただろ??」
そっと離された体。
途端に寂しくなる俺って、ヤバイよね。
A「・・・あ。」
N「ん?」
ドアノブに手を掛けたまーくんが、くるっと振り返る。
A「超今さらだけどさ・・・」
頬を染めて、はにかむまーくんにドキっとした。