好きって言わない!
第6章 失恋。
N「・・・失恋しちゃった。」
好きだと気付いた途端に失恋って。
しかも初恋だぞ。
しかも幼なじみの男にだぞ。
俺の人生終わった・・・
N「うぅ〜・・・」
泣きっぱなしの自分にドン引きだ。
明日からどんな顔してまーくんに会えば良いんだよ。
会いたくない。
でも、会えないと絶対寂しい。
N「まーくんのバカーー!!」
好きだって気付いた日に彼女作んなくても良いじゃん!!
バカバカバカ!!
その時、LINEの通知音が鳴った。
“ 早く元気になってまた泊りに来いよー!! ”
N「・・・まーくん。」
バカ・・・
N「・・・もう。超好き・・・。」
なんてことないメッセージだけなのに、こんなにも胸が高鳴るのは何でだろう。
胸がまた苦しい・・・
この調子じゃすぐ疲れちゃいそうだ。
恋してる奴らは皆こんな気持ちを抱えて普通に生活してんの??
体力あるんだな・・・
N「俺は恋愛には不向きだ。」
出だしで同性に惚れて躓いたし。
明日から俺はどうすれば良いんだろう・・・
入学してから約半月。
初めてまーくんと同じクラスじゃなくて良かったと思った。