好きって言わない!
第6章 失恋。
S「しかも初恋。
という事は童貞なんだなニノ。」
N「どっ・・・」
なんちゅー事言うんだこいつ!!
S「おい、真っ赤だぞ。」
N「うるせーーーーー!!」
S「まぁ、冗談はこれくらいにして。
さっき俺が言ったのは本気だよ。
恋人が出来たからってヘコむ事はない。
お前は1番近くにいるんだから・・・
誘惑してやれ。
高校生の、ましてや男子なんて簡単に誘惑できるだろうよ。」
N「・・・・・。」
・・・・・・・・ん??
N「だ、男子・・・?」
S「アホ、気付かないと思うか?」
N「ウソ・・・」
相手がまーくんだってバレてる!!
S「雅紀もお前の事すげー可愛がってんじゃん。
脈無い事も無いんじゃないか?
お泊まりん時に誘惑しちゃえば?」
N「するか!男同士だぞ!!」
S「え?でも好きなんだろ?」
N「・・・・・、」
何でこいつこんな普通に・・・
S「俺は恋愛は自由だと思うよ。
俺は女が好きだけどね?」
俺が男に惚れてるなんて、なんてことない事のようにさらりと言う。
S「一度きりの高校生活、楽しまないとね!!
青春だよ青春!!」
バシバシと俺の背中を叩く。
いてぇ。